多くの警備会社は様々な場面の警備に幅広く対応することができますが、その時警備員が行う警備には法律による分類があることをご存知でしょうか。警備の業務については主に警備業法の規定に従いますが、そこでは警備会社が行う仕事を4つに分類しています。分類の名称は単純に、1号警備、2号警備、3号警備、4号警備と呼ばれ、それぞれの内容は、1号警備が人の集まるショッピングセンターやテーマパーク、ビルなどの施設警備、2号警備が工事現場や歩行者が多い場所での交通誘導警備・雑踏警備、3号警備は現金輸送車などの運送中に襲われる可能性が高い状況での輸送警備、4号警備は依頼者本人の身辺警備いわゆるボディーガードのことです。こうした分類から、警備会社によってはそれぞれに取扱う警備内容が違うことがあったり、すべての警備依頼を受け付けていても、実績を見れば得意としている警備の種類が分かることもあります。また、警備員に求められる能力も、1号警備では広い範囲に目を配れる注意力、4号警備では依頼者の状況を細かに確認できるコミュニケーション能力など、それぞれの仕事によって違ったものになってきます。警備会社に依頼をする時は、そうした警備の分類に応じて最適な会社を選びたいですね。