警備の種類は大きく分けて5種類あります。そのうち4種類を1号業務、2号業務、3号業務、4号業務と呼びます。
1号業務は施設警備です。これは、ショッピングセンターやテーマパーク、ビルなどの人の集まる施設での警備です。2号業務は雑踏警備です。これは、工事現場や歩行者が多い場所での交通誘導警備のことです。次に3号業務は輸送警備です。これは、現金輸送車の運送中など、襲われる可能性が高い状況での警備です。4号業務は身辺警備、いわゆるボディーガードです。依頼者本人のボディーガードを行います。
最後の一つが機械警備というものです。こちらは分類としては1号業務に該当しますが、1号業務の施設警備と区別するためにあえて5号業務と呼ぶ場合もあるそうです。この施設警備と機械警備の違いですが、機械を使っているかどうかではなく「警備業務用機械装置(基地局)」を設けているかどうかの違いによって区別されます。たとえ防犯用のカメラや非常通報装置などの機会を施設に設けていたとしても、施設内での監視などで完結するローカルシステムの場合は機械警備でなく1号業務の施設警備という分類になるそうです。
警備とひとまとめに言っても業務には大きな違いがあります。警備会社へ依頼する際には、警備の分類に応じて最適な会社を選びましょう。